上尾西保健センターウォーキング有志のお客様は、ガイド会推薦7コース・中山道コース(2)を1年弱で既に歩かれております。今回のコースは最近作った特別コースで、上尾駅周辺の庚申塔を巡る、庚申塔南コースです。
寒さも少し和らぎ、薄曇りの散歩日和の中、遍照院の庚申塔(5基)をスタート。庚申信仰・庚申塔の概要・建立された理由、主尊である青面金剛像の持ち物など実際の庚申塔をみながら説明しました。それぞれの庚申塔像の微妙な違いに、興味を持たれていました。遍照院を後に宮本町商店街を抜け、原市新道・中山道を愛宕神社まで談笑しながら歩きました。愛宕神社の庚申塔では、庚申様の猿田彦大神についてふれ、西宮下の天神社から向山不動堂へ、向山不動堂では宮大工・山田弥吉作の透かし彫り彫刻に感心されていました。
向山神明神社の庚申塔では、講親以外は女性の名が全ての女人庚申塔をご覧になり、当時の女性の心意気に思いを馳せていました。神明神社⇒春日神社⇒柏座二丁目の女人庚申塔(2基の内の1つ)、向山の両基とも市指定有形民俗文化財です。コース最後の谷津観音堂の小さい庚申塔に微笑まれていました。
約3時間の史跡巡りでした。観光客の皆様お疲れ様でした。ガイドの説明に耳を傾けていただき有難うございました。
(文・写真:小島)
(ガイド:杉山、島野、小島 サポーター:杉山、島野、小島)
谷津観音堂にて |