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上尾観光協会認定ボランティアガイド団体
あげおアッピーガイドの会
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武蔵野歴史研究会15名の皆様に、中山道コースをご案内しました。
日曜日の午後で、小雨がぱらつく天候でしたが、武蔵野歴史研究会の皆様は熱心な方で、天候にもめげず、和気あいあいと廻りました。同会は今回2回目のガイド利用です。
集合場所の上尾駅でガイド会員の自己紹介と簡単なコース説明の後、氷川鍬神社に向かいました。
氷川鍬神社では中山道分間延絵図で上尾宿の概要説明の後、名前に「鍬」が入っている由来について、御鍬大神宮の伝説を物語風に語り、ゲストの皆様はじっと耳を傾けていました。当時では珍しい郷学の二賢堂・聚正義塾について説明、聖徳太子のお姿を刻んだ石碑が実は職人の神様として奉納されたものだった、との話しに感心されていました。上尾宿は向学心旺盛、且つ風流を解する土地柄で、二賢堂碑記や松尾芭蕉・嵐雪・去来の句碑が残されていることを紹介しました。
屋根に鎮座する鐘馗様については、玄宗皇帝の夢に現れた鐘馗の話を紹介しました。また他の上尾や岩槻の種々の鐘馗様を写真で紹介しました。
脇本陣跡に今も屋敷のある井上家の前では、江戸時代の豪壮な建物の屋根に飾られていた、今に残る大きな鬼がわらの前で、当時の脇本陣の大きさを想像され、驚かれていました。
上町の庚申塔では庚申信仰と青面金剛像について説明しますと、「自分の近所にも同様の石造が建っている」意味を納得されていました。当時の人々は大らかで、庚申信仰は種々な信仰が混淆され伝えられてきていることを紹介しました。
遍照院では、孝女お玉の墓とともに、今話題の行司・式守伊之助の墓、山崎武平冶碩茂の墓などガイドしました。遍照院のご厚意で本殿は法要でしたが早く終わり、現代の大仏師松本明慶氏の立派な千手観音菩薩像・大不動明王像などをご覧になることが出来ました。
ゲストの皆様は手を合わせ祈られ、『立派な仏像を拝見する事が出来、今日は良かった』と言われていました。
雨の中ガイドの説明に耳を傾けられ有難うございました。ゲストの皆様お疲れ様でした。
(文:小島)
(ガイド:小島、菊池) (サポーター:同左)
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