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上尾観光協会認定ボランティアガイド団体
あげおアッピーガイドの会
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7/27(木)上尾歴歩会 10名の皆様に大谷郷コースをご案内しました。
連日の猛暑の中、ゲストの皆様は9時30分には、上尾駅コンコース改札前付近に集合されました。コースの概要と注意事項及び熱中症予防のため水分をまめに補給して頂けるようお伝えし、日陰を拾いながら谷津観音堂に向かいました。
谷津観音堂では本尊の十一面観音立像(市指定文化財)が12年毎の午年にご開帳される秘仏であり、厚さ6.5cmの板状の珍しい仏像で有る事を伝えました。明治の中頃にトテ馬車(乗合馬車)を引いていた2頭の馬が高崎線の踏切で、汽車にひかれる事故に遭い、馬を弔い供養のため立てられた馬頭観音石碑について伝えました。
2丁目の庚申塔では女性名のみ刻まれている女人庚申塔(市指定文化財)で有る事、庚申信仰の概要を紹介しました。ゲストより「女人庚申塔は珍しいのですか」との質問が有り、上尾には143基の庚申塔が有りますが、女人庚申塔と呼ばれる庚申塔はこの他に1基のみですとお伝えしました。
ショウズカの婆さん像では三途の川の怖い婆さんで亡者の衣服を剥ぎ、奪衣婆とも呼ばれていることを伝えました。御利益としては安産・子育て・咳止め、中耳炎の効用で『みみだれ様』と呼ばれていることを紹介しました。ゲストの皆様はショウズカの婆さんなど民間信仰に耳を傾け「先祖の供養をしなくては」と興味を示されていました。
春日神社では神社合祀・御祭神の概要と大山灯篭の行事について紹介しました。タイミングよく今年の大山灯篭が境内に祭られており、興味深くご覧になられていました。
予想以上の猛暑、上尾コミュニティーセンターで10分ほどトイレ休憩をとり、皆様は「元気を回復できたと」ほっとされていました。
弁財会館の庚申塔では、珍しく座っている庚申塔で上尾には1基しかないことを伝えました。
昌福寺では沿革、戒壇石や山門についてお伝えしました。また境内では上品な香りのギンモクセイの樹、弁財天、十三仏像、妙義大権現・昌福稲荷神社の見事な彫刻などを紹介しました。
ゲストの皆様は木陰の中の七福神巡りをされ、ひと息付き涼風にほっとされていました。
その後、上尾駅までゲストの皆様と帰ってきました。
大谷郷コースに点在する民俗信仰の史跡を巡りゲストの皆様、暑い中お疲れ様でした。
(文・写真:小島)
(ガイド:小島、峰澤 ) (サポート:押越、川辺(亨)、川辺(貢)、丹下、山口)
谷津観音堂のガイド風景
女人庚申塔のガイド風景
春日神社の大山灯籠
昌福寺のガイド風景
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