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上尾の歴史、文化、産業等の観光ボランティアガイド---

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相頓寺 sotonji temple


◆徳本行者 六字名号供養塔
徳本行者は、宝暦8年(1758)に紀州日高郡に生まれ、天明6年(1784)に出家して、近畿・関東・相模・信濃・飛騨・越中・越後・加賀及び江戸各地を巡り、昼夜不断の念仏や苦行を行い、念仏聖として知られていた。その平易な念仏信仰は広く受け入られて、各地に講が結ばれ、その筆跡の六字名号を刻んだ供養塔が各地に造立されている。角柱の正面には、徳本独特の書体で「南無阿弥陀仏」と六字名号を大書し、脇に「徳本(花押)」とある。なお、上尾市内には徳本行者の供養塔が3基残っている。

◆木造阿弥陀如来立像
浄土宗相頓寺の本尊で、観音、勢至の両菩薩を脇侍とした、阿弥陀三尊として安置されている。像高は93.5cmで寄木造りである。造立は鎌倉時代の後半から末期と推定される。

◆相頓寺三仏
境内の地蔵堂内に中尊として、木造延命地蔵菩薩半跏像、向かって右側に木造閻魔王坐像、左側に木造奪衣婆坐像が安置されている。十王経によれば、亡者は1年間に裁判が10回あり、生前の仏法・五戒の遵守、業の罪功徳等により、地獄・極楽の行き先が決まるとされています。の高さは何れも1m内外、造立は概ね江戸時代の前期である。

◆六字名号板石塔婆
六字名号とは、浄土宗、浄土真宗が説く専修念仏のお題目である。「南無阿弥陀仏」のこと。歴代住職の墓の中央に建立されている。紀年銘は永徳2年(1382)。中央に「南無阿弥陀仏」と六字名号が楷書で連座上に大きく彫られ、その右側には法名、左側には俗名が刻まれている。寺伝によれば、この文字は相頓寺を開いた僧、良順によるもので年号は寺の創建の年であるといわれる。上尾市内には、六字名号を刻んだ板碑が10基あり、完全な形の物が、6基残っている。


徳本行者 六字名号供養塔  阿弥陀如来立像 
   
 延命地蔵菩薩半跏像 閻魔王坐像 
   
 奪衣婆坐像 六字名号板石塔婆 




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