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上尾観光協会認定ボランティアガイド団体

あげおアッピーガイドの会

 

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3月度の例会で、特別講演「日本刀の輝き」が行われました。

 3月8日(火)のガイド会例会で、特別講演「日本刀の輝き」が行われました。日本刀鑑定家である遠山正博氏に、日本刀の歴史、見どころ、奥深さ、刀剣鑑定にまつわる話等、多岐にわたるお話しをして頂きました。また、貴重な日本刀6振をご持参頂き、間近で拝見し、触らせて頂くことができました。遠山氏は地元上尾市の名士であり、室町時代から続く遠山家第21代当主で工学博士です。日本刀の成り立ち、外国の刀剣との違い、各年代(伝法)ごとの特徴等について、日本刀の実物を手にとって分かりやすく解説して頂きました。実戦で使用して刀についた傷の説明もあり、数百年前にどんな武士がこの刀を振るって戦ったのだろう、と身近に感じられました。太刀は手にとるとズッシリと重く、20kgもあるというよろいをつけて、この重い日本刀を振りまわして戦っていた武士の腕力、体力に脱帽です。私ならば3分間も戦えないでしょう。
 遠山氏は埼玉県と上尾市の文化財保護審議会委員として、日本刀の鑑定をされています。今でも埼玉県で、1日に100振も日本刀発見の届出があるとのことでびっくりです。これらを鑑定するのが文化財保護審議会委員、日本刀鑑定家としての遠山氏の出番です。第2次大戦時に作られた粗製乱造の刀は武器と判断し没収。美術品としての価値のある日本刀には、鑑定証を付与して保有を認めるのだそうです。この鑑定証があれば、昼日中に日本刀を持って堂々と道を歩けます。現に、今日は6振を抱えてきたとお話されていました。。
 正しい鑑定を続けるには目線が大事、と強調されていました。日本刀ばかりではなく、ものごとを見るときに、目線を変えてみたり、他の人と一緒に見たりすると、今まで見えなかったものが見えてくることがある、とのことでした。多くの本物を見て、目を養っていくことが重要。遠山氏は、某所所蔵の国宝級の日本刀を数多く見て触ることで、鑑定眼を大きく向上させることができたのだそうです。日本刀を間近に見て、触らせて頂くことができ、ガイド知識の向上に大変役立った講演でした。(宮田記)


 


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