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上尾観光協会認定ボランティアガイド団体
あげおアッピーガイドの会
殿山遺跡
tonoyama excavations
昭和52年、55年、平成元年の3回にわたる延べ5,200uの発掘調査の結果、2,375点の石器が出土した旧石器時代の遺跡として知られています。石器の年代は今から約2万年前です。これは出土した石器の下に約2万2千年前の火山灰が積もっていたことから推定されました。 出土した石器は、礫(れき)・・・調理用の焼き石と石器・・・生活道具(ナイフ型石器・角錐状石器など)と破片(生活道具を作った残り片)に2分類されます。石器の材質は、大半は黒曜石で他に安山岩やチャート・メノウなどです。殿山遺跡の特徴は、(1)瀬戸内地方の石器形式である国府[こう]型ナイフ形石器が5点検出されたこと、(2)南関東に広がる茂呂型ナイフ形石器が遺跡の主体であること、(3)その他、様々な種類の石器作りをこの遺跡で行っていたことです。その結果、東西の石器が上尾の同じ土の層から見つかったことにより、西日本と東日本の文化交流があった事を物語る重要な証拠品であり、関東地方で初めて出土した殿山遺跡によって示されることになりました。交流の方法は、(1)石器の交換、(2)技術者の移動、(3)殿山人の模倣という仮説が考えられます。出土旧石器は平成12年3月17日に県指定有形文化財に指定されました。
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